| 難しさ | ★★☆☆☆(APIの基本が分かると読みやすい) |
|---|---|
| 対象 | Stable Diffusionのモデルを使って、画像を商用で使いたい人 |
LINEスタンプやブログ、動画などでAI生成画像を商用で使うなら、使うモデルごとにライセンスを確認する必要があります。「無料で配布されている」ことと「商用利用してよい」ことは、別の話です。この記事では、筆者がモデルを導入するときに行っている確認と、その記録のつけ方を、公式情報とあわせて紹介します。

ネットで見つけたモデルを、商用で使っていいのか分からない

ポイントはこちら!
- 無料と商用利用可は別。モデルごとに確認する
- Civitaiなら、配布ページの表示とAPIの値の両方で確認できる
- 確認した内容は、一覧表に記録して残す
この記事で分かること
- 商用利用の確認が必要な理由
- モデルの配布ページとAPIで、ライセンス情報を調べる方法
- 筆者のモデル導入時の確認の流れと記録の形式
- 確認するときの注意点
商用利用を確認する理由
Stable Diffusionなど、AI画像生成のモデルには、配布者がそれぞれライセンスを定めています。商用利用を認めるもの、認めないもの、条件付きのものがあり、無料でダウンロードできても、商用利用は別に確認が必要です。
筆者は、LINEスタンプやYouTube動画などで画像を商用利用する前提で作業しているので、使うモデルは「商用利用可と確認できたもの」に限っています。
OpenRAILライセンスとは
Stable Diffusion系のモデルでよく見かけるライセンスの1つが、CreativeML OpenRAIL-Mです。OpenRAILは、モデルの利用や再配布を認めつつ、特定の重大な利用シナリオを制限する種類のライセンスです。再配布や派生物にも、同じ利用制限が引き継がれます。
許可される利用の範囲や、禁止される使い方の具体的な項目は、ライセンスの本文に書かれています。使う前に、モデルの配布ページから、ライセンス本文(追加条項があればそれも)を読んでください。この記事は、ライセンスの解釈を示すものではなく、法律上の助言でもありません。
Civitaiでの確認方法
方法1:モデルの配布ページを見る
Civitaiのモデルページには、ライセンスの名前と、ライセンス本文へのリンクが表示されています。たとえばmajicMIX realisticのページには、「CreativeML Open RAIL-M」と、追加条項(Addendum)へのリンクがあります(2026年10月時点)。最初にここを見るのが基本です。
方法2:APIで値を取得する
Civitaiには公開APIがあり、モデルIDを指定すると、モデルの詳細を取得できます。
https://civitai.com/api/v1/models/{モデルID}
結果には、次のライセンス関連の項目が含まれています。
| 項目 | 筆者が確認した値の例 |
|---|---|
| allowNoCredit | true |
| allowCommercialUse | Image、RentCivit、Rent |
| allowDerivatives | true |
| allowDifferentLicense | true |
上の値は、筆者がSD1.5系のモデル(majicMIX realistic、モデルID 43331)の導入時(2026年8月)に取得したもので、2026年10月時点でも同じ値です。
値の意味は、公式リファレンスに説明が見当たらない
Civitaiの公式APIリファレンスには、レスポンスの例は載っていますが、allowCommercialUseの各値(Image、Rent、RentCivitなど)が何を意味するかの説明は見当たりません。そのため、筆者は次のように解釈しています。
- Image:生成した画像の商用利用
- Rent、RentCivit:生成サービスとしての利用
- Sell(上の例には含まれない):モデルそのものの販売
これは筆者の解釈であり、公式の定義ではありません。疑問が残る場合は、配布ページの表示や、モデルの作者への確認を優先してください。
注意
APIの値だけで商用利用を判断せず、配布ページの表示とライセンス本文も併せて確認してください。確認した内容は、確認日とあわせて記録しておきましょう。
筆者の記録のつけ方
確認したモデルは、一覧表に1行ずつ記録しています。
| 記録する項目 | 内容の例 |
|---|---|
| 素材名 | モデルのファイル名 |
| 種別 | SD1.5のチェックポイント、ControlNetなど |
| 配布元 | Civitai、HuggingFaceなど |
| ライセンス | CreativeML OpenRAIL-Mなど |
| 商用利用 | 可、不可 |
| 備考 | 確認日、確認方法、クレジット要否など |
この表には、チェックポイントだけでなく、ControlNetやIP-Adapter、背景透過のツールとモデル、フォント、BGMなども記録しています。「無料」と「商用可」を別々に確認するのが、筆者のルールです。majicMIX realisticの行には、確認した日付と確認方法(Civitai API)も備考に残しました。
筆者が実際に使っているモデルの例です。
- AnythingV5_Pristine(SD1.5):CreativeML OpenRAIL-Mで、商用利用可と記録。
- majicMIX realistic v7(SD1.5):Civitaiの表示ではCreativeML OpenRAIL-M(追加条項あり)。Civitai APIで
allowCommercialUseなどを確認し、商用利用可と記録。
確認するときの手順(まとめ)
- モデルの配布ページで、ライセンスの表示を見る。
- ライセンス本文を読む。
- Civitaiの場合は、APIで商用利用などの値を取得し、表示やライセンス本文と食い違いがないか見る。
- 一覧表に、確認日と確認方法を記録する。
- 迷ったら、使わない。
よくある質問

APIの値が商用利用OKなら、そのまま使っていい?

APIの値だけで判断しないで、配布ページの表示とライセンス本文も確認してね。ライセンスの解釈に不安があるときは、専門家に相談してね。

LoRAやControlNetも確認が必要?

チェックポイントだけじゃなくて、配布されているLoRAやControlNetも、それぞれライセンスを確認してね。確認した内容は、チェックポイントと同じ一覧表に記録しておいてね。
まとめ
- 無料で使えることと、商用利用してよいことは別。モデルごとに確認する。
- Civitaiでは、配布ページとAPIの両方で、ライセンスの情報を調べられる。
- 確認した内容は、確認日つきで一覧表に残しておく。
更新日:2026年10月12日
